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里親登録の流れと研修内容・期間を徹底解説【委託までの全ステップ】

「里親になりたい」と思い立ってから、実際に子どもが家にやってくるまで、どれくらいかかるのか。半年?1年?それとも数年?

プロセスが見えないことが、里親への一歩を踏み出しにくくする最大の原因の一つだ。ここでは登録から委託まで、8つのステップを具体的に説明する。

里親登録の全体像:目安は半年〜1年

説明会参加から知事による認定・登録完了まで、一般的に半年から1年程度かかる。ただし、自治体によって研修のスケジュールや審査のタイミングが異なるため、1年以上かかるケースもある。

ステップ1:説明会への参加

最初のステップは無料の説明会への参加だ。各都道府県の児童相談所、または委託を受けた里親支援機関が定期的に開催している。制度の概要・里親の役割・登録プロセスを学ぶ場であり、この参加が基礎研修申し込みの前提となることが多い。

「行って話を聞くだけ」で構わない。申し込みの義務は生じない。

ステップ2:基礎研修

制度の意義、社会的養護の現状、施設見学などを行う。研修時間の目安は講義1日(約6時間)+施設実習1日だ。

施設実習では、実際に児童養護施設などを訪問し、措置されている子どもたちの生活環境を自分の目で確認する。

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ステップ3:申請書の提出

基礎研修を修了後、正式に里親として申請する。同居する家族全員の同意を確認した上で書類を提出する。申請書には家族構成・健康状態・経済状況・養育についての考え方などを記載する。

ステップ4:登録前研修

基礎研修より踏み込んだ内容で、講義2日(約12時間)+施設実習2日が標準的なカリキュラムだ。

主な内容は以下のとおりだ。

  • 愛着理論と里親養育の役割
  • トラウマインフォームドケア(被虐待経験のある子どもへの対応)
  • 子どもの権利擁護と体罰禁止
  • チーム養育(児相・学校・医療機関との連携)
  • 実親との関係構築
  • 里親手当・措置費の仕組み

研修は平日に開催されることが多く、共働き世帯には日程調整が課題になる。自治体によっては土日開催の研修もあるため、事前に確認しておくとよい。

ステップ5:家庭調査(実地調査)

児童福祉司が自宅を訪問し、住環境を直接確認する。調査の主なポイントは以下だ。

  • 子どもが生活できる安全で清潔な空間があるか
  • 子ども専用の部屋(またはスペース)が確保できるか
  • 家族の関係性や雰囲気

「完璧な家」である必要はない。子どもが安心して暮らせる環境かどうかが評価される。

ステップ6:面接審査

申請者(および同居家族)との多角的な面接が行われる。よく聞かれる内容として以下が挙げられる。

  • 里親を希望した動機と経緯
  • 自分自身の生い立ちとどう折り合いをつけてきたか
  • ストレスを感じた時の対処法
  • 体罰についての考え方
  • 子どもが実親の元へ戻る場合の受け止め方

「正解」を求める面接ではなく、里親としての自己理解と養育への誠実さが見られる。

ステップ7:児童福祉審議会での審査

都道府県の知事の諮問機関である「児童福祉審議会(里親審査部会)」において、外部有識者を含めた審査が行われる。申請者の情報は匿名化された上で審議される。

ステップ8:認定・登録

知事による認定が下り、登録証が交付される。正式に里親名簿に記載され、マッチング対象となる。

登録の有効期間は5年間(養子縁組里親を除く)。更新には更新研修の受講が必要だ。

マッチングから委託まで

登録が完了しても、すぐに委託が始まるとは限らない。登録里親の約7割が「未受託」の状態にある。

マッチングでは以下の要素が照合される。

  • 子どものニーズ(年齢・性別・兄弟姉妹関係・医療ニーズ)
  • 里親の特性(養育経験・家族構成・居住地域・受け入れ可能な状況)

一致した場合、委託前に面会→外出→外泊を段階的に重ねる交流期間(Trial Placement)が設けられる。子ども自身が「この家で暮らしたい」と感じられるかを確認するための大切なプロセスだ。

「里親になりたいが何から始めればいいか分からない」という人へ

登録プロセスの詳細、研修の準備方法、家庭調査と面接審査の具体的な対策については日本の里親制度ガイドにまとめている。説明会に行く前に全体像を把握しておくと、プロセスが格段にスムーズになる。

手続きが複雑そうに見えるのは、ほとんどの場合「情報が少ないから」だ。正しく理解すれば、次の一手が明確になる。

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